ガードカレー閉店のお知らせ
コラム
これが、ガードカレー。これが、赤いコックさん。
誰も、想像だにしません。
こんなノーマークの場所で、こんな豊かな食の世界が営まれていることを。
池袋と要町のちょうど中間、2本ほど奥へ入った住宅街。
人気のない道に、ひっそりとつつましく営業するカレー屋さん。
誰も、あえて行こうとはめったに思わないような。
隠れ家というよりは、ただ単に隠れているだけの個人店。
そう思われて忘れ去られるのが、どれだけもったいないことか。
それは、このギャラリーを見ていただければ一目瞭然でしょう。
イタリアンをメインに、フレンチ・和食・中華・製菓……などなど。
すべての料理法をマスターした済藤シェフだからこそ、創れる料理があります。
限定された料理法からだけでは、決して得ることのできないアイデアがあります。
すべての料理法・知識・経験が総動員されて、初めて生まれる至高の味があるのです。
赤いコックさんの料理がランチ料金で食べられるのは、ガードカレーだけ。
なぜ、この良心的な料金設定で、価格以上の料理をご提供しているのか。
それはもちろん、池袋・要町の地元の方たちに日常的にお楽しみいただくことが第一だからです。
一方で、東京各地で出張料理人としても活躍している済藤シェフ。
そんな彼の料理を、試食してもらうための場という位置付けもあります。
だから、徹底してランチ料金でのご提供を守り抜いているわけです。
いつも料理仲間から怒られるほどの贅沢すぎる内容に、お客さんもよく驚かれます。
だから、穴場中の穴場なのです。
だから、隠れ家中の隠れ家なのです。
もしかしたら、今だけかもしれません。
なにせガードカレーは、赤いコックさん計画の1ステップに過ぎません。
赤いコックさんは、もっともっと多くの方たちに、本当に美味しい料理を届けていきます。
そして、日本の食文化を見直し、より豊穣なものにして次代へ伝えていきます。
それが、済藤正志シェフが赤いコックさんとして活動する、根本的な目的なのです。
他のコラムも読む