赤いコックさん、1人なので休めない。
後ろ向きなタイトルですが、実際はもちろんポジティブです。
通ってくれるお客様のために、常にお店を開けておきたいから!
せっかくこんな秘境まで足を運んでくれたお客さんを、がっかりさせたくありません。
現在はランチタイムのみの営業ですが、なるべく早くディナータイム営業も再開させます。
そうすれば、おまかせコースやフルコース料理で、ガードカレー池袋本店の本領を味わっていただけますからね。
ランチはカレーメインで親しんでいただいて、ディナーには秘密めいた隠れ家ビストロとしてご利用いただくという。
そうなるまでは当面、赤いコックさん1人で休まずランチ営業を続けます。
ディナーも30,000円から受け付けていますが、3日前までのご連絡をお願いしています。
赤いコックさん1人なので、お水とかもセルフです。
お水も四角いボトルに入れてあって、よく言えばアナログで家庭的。
ウォーターサーバーを置くスペースどころか、食材をストックしておく場所にも困るほど狭いからです。
そしてランチタイムにお客さんでいっぱいになれば、キッチンは戦場と化します。
嵐のような時間の中で一つ一つの料理に手を抜かず丁寧に仕上げるため、他の部分は犠牲にせざるを得ません。
そういえば、有名な飲食店でも券売機の所は多いですね。
オーダーを取る時間を、美味しい料理を作ることに回している……
のであれば、お互いにとってメリットですよね。
ちなみにガードカレーのオーダーは時代の最後端、シェフの脳内メモです。
席数が少ないからできることではありますが、脳内メモができないと1人では回せないとも言えます。
調理スペースも限られていて、同じメニューを同時に3つ以上作れないこともあります。
その際は別のメニューを提案したりして、制限のある中でなんとかうまく回さなくてはいけません。
でも、これが1人の醍醐味……!?
のんびりと脱力しながら作られた料理より、目の前で全身全霊で作られた料理の方が、美味しそうに感じませんか?
赤いコックさんが嵐のように料理を作り上げていく様子を、ぜひランチタイムに見に来てください!
少しだけお待たせしてしまうかもしれませんが、きっとお味には満足していただけるはずです。